理科指導23年のプロが警告「理系高1・高2が知らない理科の罠」

高校理科に潜むワナ

理系進学をする予定の高1生・高2生に伝えたいことがあります。

「理科」は中学の頃とはまったく違う科目です

中学の頃は、用語や公式を覚えてテスト前にまとめて練習すれば乗り切れる場面も多かったでしょう。

しかし高校の専門理科(物理・化学など)は地道な積み上げが必要で、結構しんどい科目です。そこまでは何となく薄々気づいているかもしれませんが、さらにまずいことに高1・高2の段階では本当の難しさが見えにくい仕組みになっているのです。

授業はそこそこ理解できるし、テスト前に覚えれば何とかなるし…

次のテストで頑張ろう(2回目)

などと思いがちな理科ですが、そのように本質から目をそらしていると、遅れに気づいた時にはライバルとの差が大きく開いていることがよく起こります。

この記事では、23年間にわたり高校理科を指導してきたライターが、高1・高2のうちに必ず知っておいてほしい「理科の落とし穴」をまとめました

なんとなく「理科はまだ大丈夫」と思っている人ほど、ぜひ読んでみてください。

本記事のライター
ライター横川

横川 淳
博士(理学)・気象予報士

広島県呉市の学習塾コムタス進学セミナーで、中1から高3までの理科を指導している講師です。指導歴は23年になりました。高校生の物理・化学・生物基礎と、中1から中3までの理科も含めて6年間の学びを一貫して見ています

また大学院ではX線天文学を研究して博士(理学)を取得。さらに気象予報士の資格も所有しています。

このように理科の全分野を横断して習得し、指導している立場だからこそ、高1・高2で何が起きているのか、どこでつまずきやすいのかを多面的に把握できるものと自負しています。

この記事では、その経験から見えてくる「高校理科の構造的な落とし穴」を分かりやすく伝えます。

この記事の結論
  • 高校の理科は、難しさが高1・高2では見えにくい仕組みになっている。
  • 定期テストで「できている」と感じても、受験に必要な力とは一致しない。
  • 学校進度が遅い場合は高3での巻き返しが難しくなるので、一度シラバスの確認を。
目次

高校の理科には気づきにくい落とし穴がある

高校で理系に進もうとする人の多くが気づかないままハマってしまう落とし穴があります。しかもこの穴は、高校生活の前半である高1・高2のうちにゆるやかに広がっていきます。表面上は順調に見えるため、本人も周囲もその危険に気づきにくい点が厄介です。

まず、高1~高2では「受験に必要な実力」を測る場面がほとんどありません。定期テストは初見の問題への対応力を測定しづらいため、本当の理解度が分かりにくくなっています。特に呉市内の高校の場合、授業進度が遅い学校が多いので、定期テストだけを見ると「できている」「理科ってこんなもんか」と感じやすいのです。

しかし実際には、理科は積み上げ型の科目です。高1・高2での理解不足は気づかないうちに蓄積し、高3になって急に目に見える形で現れます。自分では「そんなに苦手ではなかったはず」と思っていても、振り返ってみると基礎の部分が抜け落ちている…という状況が起きてしまうわけです。

以下の章では、高校理科に潜む「いつの間にか苦手になる仕組み」を1つずつ解説していきます。この事実を知っておくだけでも、高1・高2の過ごし方が大きく変わり、対策の優先順位も見えやすくなります。

高1:授業とテストが簡単すぎて理科を軽く見てしまう

高1の理科は、表面的にはスムーズに進んでいるように感じがちです。授業でもテストでも大きな壁を感じにくいため、「理科は数学よりは簡単かも」と感じる人が多いですね。しかしこの「簡単さ」には理由があり、この理由に目をつぶってしまうと高2以降のつまずきの起点になりやすいのです。

ここでは、高1で理科を軽く見てしまう背景を順番に説明します。

授業の難易度が低い理由

高1の最初の段階ではまだ文理選択が行われていません(呉市内の公立高校では全てそうです)。そのため理系志望の生徒も文系志望の生徒も同じクラスで授業を受けることになります。

また、広島県立高校では、教育目標が「多様な人と協働し、新たな価値を生み出せる人づくり」といった方向に置かれています(参照: 広島県教育委員会)。言い換えると、専門的な理科の知識や技能を深掘りすることは優先度が高くないのでしょう。

ライター横川

実際、以前まではなかった「先生が内容を教えてくれない」という訴えを生徒から聞くことが近年は多くなっています。

こういった事情を背景として、現場の先生としては「クラス全員にとって無理のないレベル」に調整して授業を進めているのだと思われます。これは固有の教育目標をもつ「公立高校」としては当然のことですね。

そのため、特に理系志望や理数系の素質の高い生徒にとっては、「理科って簡単」「少し勉強すれば乗り切れる」と感じやすく、この段階ですでに油断が始まってしまいます。素質の高い生徒ほど、この簡単さを「理科はそういうもの」と誤解しやすい傾向があります。

定期テストが「覚えゲー」になってしまう

定期テストにも特徴があります。特に高1の間は次のような特徴があります。

  • 問題の難易度が低い
  • 範囲指定の問題集からそのまま出題される、または似た感じの出題が多い
  • 問題数が多い(50分で大問10個など)

そのため、テスト勉強は「解いたことがある問題の答えを再現する」という作業になりがちなので、「理科は覚えゲーだ」と錯覚してしまう生徒をよく見かけてしまうのが現状です。

これでは、理科の本質である

  • 現象を見る目
  • 条件を読み取る力
  • 抽象的な法則と具体的な現象を行き来する力

といった部分がほとんど鍛えられません。

もちろんこれは、限られた時間内で生徒の学力を評価するなど、テストの様々な目的を考えると仕方ないことでしょう。

だからこそ、生徒自身で「点が取れればいいや」ではなく、問題の背後に隠されている本質的な学びに取り組む必要がありますね。とはいえ、高1段階の高校生自身にそこまで求めるのは難しい部分もあります。

この時期に生まれる典型的な誤解

ここまで述べたように、高1段階の理科が簡単に見えることには明確な理由があります。しかし多くの生徒はその理由に気づかず、次のような誤解を抱えて理系へ進んでしまいます。

  • 「理科は暗記中心で簡単な科目」
  • 「数学ほどの負担はない」
  • 「本格的な勉強は受験前のスパートで間に合うんじゃないか」

しかし、実際の理科は積み上げ型の科目であり、進度が本格化する高2以降は理解の深さが強く問われます。高1における「簡単さ」は高校理科の入口特有の現象であり、そのまま受験勉強につながるわけではありません。

高2:授業進度の遅さと「易しい模試」が危機感を奪う

高2で理系に進むと、いよいよ専門理科が本格的に始まります。ところが多くの高校ではこの段階で「授業進度の遅さ」と「模試の仕組み」が重なり、理系科目の難しさが見えにくい状況が続きます。

表面上は「授業についていけている」「テストで点が取れている」ように見えるため、まだ深刻な危機感を持ちにくい時期です。しかし、この認識のズレが後々の大きな学力差につながります。

ここでは、高2ならではのつまずきポイントを順番に説明します。

高2の授業進度が極端に遅いケースがある

呉市内の公立高校(三津田・広・宮原)の授業進度は、他地域の公立高校と比べて特に速いわけではありません。私たちも網羅的な情報収集はできていないのですが、呉市外の公立高校の物理・化学の進度状況を聞いた感じでは、呉より早い学校もあれば遅い学校もある、という感じです。

もちろん速すぎると脱落者がたくさん出てしまうので良くないのですが、かといって遅ければいいというものでもなく、何事もバランスが必要すね。

少し気になることとしては、近年ある高校で「物理」の進度が以前に比べるとだいぶゆっくりになってきていて、高2の1年間で「物理」の教科書の約3分の1しか進まないシラバスになっていることが挙げられます。つまり高2で履修するページ数の2倍を高3に残すという計画です。

たとえば2025年版の高2のシラバスでは、次のようになっています。

1学期中間 平面運動~落体
1学期期末 剛体
2学期中間 運動量~慣性力
2学期期末 円運動~万有引力
3学期年末 単振動~気体の状態変化

一方、近年の物理教科書(啓林館)の目次は以下のようになっています。気体の状態変化は136ページまで。第5部の終わりが414ページまで。したがって、以下の計算により「約3分の1」となるわけです。

136÷414 = 0.328… ≒ 3分の1

物理教科書の目次と高2シラバス

これは予定なのでズレることもあり、2024年の高2生は少し遅くなってしまって教科書の26%しか進みませんでした

進度が遅いということはテスト範囲も狭いので、「理解するよりワークの問題を覚えて練習した方が効率的」と生徒が思ってしまうケースも残念ながら見受けられます。

ちなみに高3になると1週間あたりの授業回数が2回→5回と2.5倍に増えますが、授業自体は11月末には終えないといけないので、授業期間は12ヶ月→8ヶ月と3分の2に減ります。そうすると、消化できるページ数は

2.5倍×2/3 = 1.7倍

となります。高3には高2時の2倍以上のページ数が残るシラバスなので、計画の段階で多少無理がある可能性がありますね。予定より少しでも遅れてしまうと危険です。

別の高校では高2化学が「週1回」しかない(2025年頃の状況です)ため、ほとんど教科書が進まないなど、各校・各科目それぞれに特徴があります。

ともあれ、呉市内の公立高校では「高3に多くのページを残す計画で高2の間はゆっくり進む」というケースが多いため、高2の間は何とか理解できたり、理解できなくてもテスト前に詰め込めばどうにかなったりしがちです。

しかしこのまま高3になると、理科の学習が順調にはいかないであろうことは予想が付きますね。

理科が模試に出題されるのは11月から

授業進度が遅い中、さらに問題を深刻にするのが「模試に理科が出題される時期」です。

高校生が受ける主な模試(ベネッセ主催)に理科が初めて出題されるのは、なんと高2の11月です。

これはつまり、

  • 高2の秋まで、自分の力を測る機会が定期テストしかない
  • しかもその定期テストは「覚えゲー」になりやすい
  • よって本当の理解度を確認するタイミングがない

という状態が高2の秋まで続くということです。

実際、高2の秋以降のお問い合わせで多いのは

今まで定期テストではまあまあ点を取れていたのに、模試になると思うように点が取れなくなった

というご相談です。

繰り返しとなりますが、定期テストは範囲が狭いため、「自分の中では理科は何とかなる」「理科って数学よりはラクな科目なんだ」という誤った認識が固まってしまいがちです。

しかし理系に進学するのなら、高1のときからそれなりの対策を取っておかないと、このように問題が高2の秋以降に一気に表面化してしまうんです。

11月の模試が簡単すぎるという罠

ちなみに高2の11月の模試そのものにも落とし穴があります。

高2の11月模試で、理科の問題は

  • 範囲は広いが、問題レベルが非常に低い
  • 暗記中心の基本事項が多い(特に化学)
  • 思考力が問われにくい

といった特徴があり、理科の本当の難しさがほとんど見えません。

そのため、「忘れていた部分を思い出せば解けた」「もっとちゃんと覚えていれば取れた」という言い訳が成立しやすいため、危機感がさらに薄れてしまいます。

本来、理科は「現象を法則に基づいて解きほぐす」科目なのに、この段階では「範囲は広いけど覚えればいい」科目に見えてしまう。これが後々の大きな誤解につながります。

高2冬からは少し難易度が上がるが「様子見」で3ヶ月経ってしまう

高2の1月・2月になると模試の難易度が徐々に上がるので、ここでようやく

理科が急に難しくなった気がする

そろそろ本格的に勉強しないとまずいかも

と感じ始める生徒が増えてきます。

しかし、ほとんどの生徒はこの段階ですぐに動けません。

  • 進級前で何となく忙しい
  • 部活の最後の大会が近いので意識が部活に向いている
  • 「11月はできたし…」と油断が残っている

こうして様子見をしている間に、3ヶ月ほどあっという間に過ぎてしまいます。

その時点で、共通テストまで残り8ヶ月ぐらいになっているでしょう。

本来なら高1のうちから少しずつ積み上げておきたい「理系としての土台づくり」が、高2の秋ごろまで先延ばしになり、ようやく難しさを感じた冬になっても忙しさから判断を迷ってしまう。その結果、気づけば高3の6月になっている…。こうした流れは、私たちが現場で本当に毎年のように目にしています。

だからこそ、この記事を読んで「心当たりがある」と感じた人には、早めに一歩動いてほしいと思うのです

もし今の自分の状況に少しでも不安を感じるなら、早めに誰かに相談してみるだけでも状況は大きく変わります。塾に入るかどうかは一旦置いておいて、まずは簡単な相談から始めてみてください。

「このままで大丈夫かな?」

そう感じた瞬間が、動き出すタイミングです。気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

高3:残った6~7割を秋までに終わらせる過酷なスケジュール

高3になると、理科の授業の雰囲気がグッと変わります。いよいよ教科書の後半に差し掛かるので、抽象的で数学的な内容が増えたり、暗記内容が難しくなったりします。

ここでは、高3になって理科が急に難しく感じられる理由についてまとめます。

高3で突然スピードが上がる

高2の1年間で進んだ量が教科書の25~30%だとすると、残りの70~75%を高3の11月末までに終わらせることになります。単純に量だけ見ても、高2の2倍以上の負担です。

週あたりの授業回数は増えますが、授業期間は短くなる(11月末までに範囲を終える)ため、今までよりは教科書消化のスピードを上げないと間に合わないのは上でも述べたとおりです。

生徒の側はそんな心構えをしていないので、1週間あたりに進む内容が多いな!と翻弄されつつ、間近に迫った部活の引退の方に気持ちが向いていたりして、高3の春頃は案外あまり受験勉強に身が入らない時期になってしまいます。

高1・高2での「積み残し」が高3で一気に表面化する

高3で扱う単元には、物理なら「波の式」「ドップラー効果」「光の干渉」「電気」「磁気」「原子」など、

  • 目に見えづらい現象
  • 抽象度が高く計算が複雑な分野
  • SFのように感じられ、現実とは思いづらい現象

のオンパレードです。高2までに「物理現象を、主観ではなく物理法則に基づいて捉える」という習慣がついていないと、挫折してしまうかもしれません。

化学では「化学平衡」「無機物質」「有機化合物」といった分野を扱いますが、これらの分野には

  • 化学反応による量の増減を追跡する
  • 化学基礎の幅広い分野で学んだ基礎法則がたくさん再登場する
  • 化学基礎が分かっていないと丸暗記する事項が爆発的に増える

といった特徴があります。特に「無機物質」以降はあたかも暗記事項がめちゃくちゃ多いように見えるため、相変わらず「覚えれば何とかなる」と思いがちですが、丸暗記で対処できる暗記量ではないので、高2までに学んだ化学基礎の法則を用いて丸暗記を避ける必要があります。

このように、専門理科を最後までクリアするためには、高2までの間に「理系進学者としてあるべきスタイルで基礎を蓄積しておく」のが理想です。しかし、高1や高2で

  • 授業が易しめ
  • テストを「覚えゲー」だと認識してしまう
  • 模試の時期が遅い&問題が簡単

という状況が続いていた場合、基礎があやふやなまま高3に進学してしまいます。高3になった時点で「理科が不安」となる生徒の原因は高3にあるのではなく、高2や高1にまでさかのぼったところにあるのです。

でも、この記事を読んでいる段階でこの仕組みに気づけたなら、むしろ大きなアドバンテージです。今から意識するだけでも高3の学習効率は確実に変わりますし、早めに基礎の見直しを始めれば間に合う可能性は十分にあるのですから。

今やっておくべきこと

ここまで、高校理科が「気づきにくい形で遅れや理解不足を生みやすい」という仕組みを説明してきました。では、実際にいま何をすれば良いのでしょうか。

ここでは、理系進学を考える高1・高2の皆さんが今日から取り組めるポイントをまとめます。

学校の内容が易しい間に「少し先へ」「少し難しいことを」

ここまで述べてきたように、高校理科には数学と比べて簡単に感じる時期があります。それは多くの場合「進度が遅い」「内容が浅い」ことが理由です。

そこで次のような意識づけが有効です。

  • 理科が数学より簡単なはずはない。簡単に思えるのは「与えられた内容が易しい」からだと考える。
  • 学校の進度がゆっくりなうちに、無理のない範囲で少しだけ先取りしておく。
  • 定期テストの点だけで安心しない。特に高1・高2のテストは本質的な力を測りにくい場合があると理解する。
  • 問題集の初見問題に自分が再現性をもって対応できるのか、自問する。

学校の授業が易しいうちに理解の土台を整えておくことが、高3の負担を軽くする何よりの対策になります。

必要なら早めに専門家の力を借りる

理科は、数学のように「考え方が合っていれば解き進められる」科目ではありません。自然科学という性質上、

  • 観察して受け容れる部分
  • 法則をもとに計算する部分
  • 問題を短時間で解くために覚える部分

などが複雑に絡み合うため、「何を覚えるのか」「何を覚えないのか」の切り分けが案外難しいのです。

ライター横川

私自身23年間の指導の中で、独学で誤った方向に努力してしまい、気づいた時には修正に時間がかかってしまった例を何度も見てきました。

これは、中学理科がそこまで難しくなかったことも背景にあると思います。中学は義務教育なので、扱う内容も「一般常識」の範囲が多いのです。

一方で高校の理科は、大学に入ってからの物理学、化学、生物学、工学、農学、看護学、薬学、医学などのさまざまな専門分野に直結する基礎科目です。内容が難しいと感じる場面もあるでしょうが、それは皆さんの進路の可能性が広がっている証拠でもあります。

もし今の勉強に不安や迷いがあるなら、早めに塾や専門家に一度相談してみることをおすすめします。もちろん入塾が前提である必要はなく、「自分の勉強法が正しいかどうか見てほしい」くらいの軽い相談で十分です。

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まとめ

高校の理科は、高1・高2の段階では「簡単そうに見える」仕組みになっています。授業の難易度が抑えられていたり、定期テストが「覚えゲー」になりやすかったり、模試に理科が出てこない時期が長かったりするせいで、本当の難しさや自分の弱点が見えにくいまま時間だけが過ぎていくのです。

しかし、専門理科は中学までの理科とはまったく別物です。物理・化学などはいずれも積み上げ型の科目であり、高1・高2での「ちょっとした取りこぼし」や「分かったつもり」の積み重ねが、高3になって一気に表面化します。多くの場合「高3から急に難しくなった」のではなく、「高2までの仕組みでそうなった」と考えた方が正確です。

だからこそ、高1・高2のうちに自分の状況を客観的に振り返り、「定期テストの点だけで安心していないか」「初見問題にも対応できているか」「そもそも学校の進度やシラバスは大丈夫か」を一度確認してみてほしいと思います。早い段階で気づき、小さくても正しい一歩を踏み出せれば、その後の巻き返しは十分可能です。

そして、もし自分一人では判断がつかなかったり、「何から手をつけるべきか分からない」と感じたりしたら、遠慮なく専門家の力を借りてください。勉強法をチェックしてもらうだけでも、今後の方向性がかなりクリアになります。

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この記事を書いた人

呉市出身。2002年のコムタス創業期から気づけば20年以上、ずっと呉の小中高生たちと過ごしています。担当は物理・化学を中心に理科全般。苦手な子にも「ちょっと面白いかも」と思ってもらえるような授業づくりを心がけてきました。ニックネームは「ハカセ」ですが実際に博士(理学)です。

「ママフク(商標登録済)」という学習法を作ったり、自分でもその効果を試すために気象予報士試験を受けて合格したりと、いまだに実験精神は旺盛です。

プロフィール写真は、かつて一緒に暮らしていたウサギの「らん」と「まろ」。夜中に授業準備をしていると、足元で寝ていたことを今でも思い出します。

このメディアでは、勉強のこと、進路のこと、ちょっとした学びの工夫など、呉の子どもたちと向き合ってきた経験を、少しでも役立つ形でお届けできればと思っています。

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